堤逢叶による初音ミク作品19作目になる「君に会えて」の英語リメイクバージョン。
編曲はベーシストとしてもクレジットされている大井翔平。英作詞はメタルボーカリストとして世界的に活動する北前佐枝子。
ピアノとストリングスを中心にしたオリジナル版の静謐な世界観から、The Western Leagueによるダイナミックな演奏により劇的で壮大なラブバラードに変貌を遂げた。
米国人ボーカリストRoberta Janelle Stottの麗しく美しいハイトーンボイスが古き良き洋楽のスタンダードナンバーのような佇まいで原曲の可能性を最大限に引き出している。REVIVEプロジェクトの真骨頂ともいえる作品に仕上がった。
A miracle, it’s you and me
A miracle, it’s you and me
Never deemed love could redeem
My heart, my dying dream
Suddenly you changed my world
Steadily you change my world
Everyday I feel you, girl
You’re the one, my north star
I’ll be your shelter so that you can be free
Why don’t you leave your burdens to me
I’ll keep you warm in the cold
So, place your body and soul
In my care, under my wing
I am your shelter you can show who you are
Why don’t you just let down your guard
No need to hide your truth
I’ll heal the scars of youth
Like a star, guiding your way
I wanna see you shine so let us believe
Let us fly high and you will achieve
Sometimes it’s easy to fall
But I’ll be there when you call
I’ll be around, whenever you cry
I’ll be your shelter so that you can be free
Why don’t you leave your burdens to me
When your eyes darken with tears
I’ll kiss away your tears
Together, let’s walk side by side
A miracle, it’s you and me
A miracle, it’s you and me
Realised love makes us strong
Realised love is the key...
奇跡、それは君と僕
奇跡、それは君と僕
僕の心を、砕けそうな夢を
愛が救ってくれるとは思いもしなかった
突然、君は僕の世界を変えた
そして、日々、君は僕の世界を変えてゆく
毎日、君を感じるよ
君こそ運命の人、僕の北極星
君が自由になれるよう僕がシェルターになろう
さぁ、君の重荷を僕に預けて
寒い時は僕が君を暖めるよ
だから、君の心と体を
僕の翼の下に預けて
僕は君のシェルター、ありのままの君を見せて
身を守る必要なんてないから
真実を隠さなくていいから
昔の傷は僕が癒してあげる
星のように、君を導くよ
君が輝く姿を見たいんだ、一緒に信じよう
二人で空の高みを目指せば、辿り着ける
時には落ちることもあるけれど
僕を呼べば、いつもそこに行くよ
君が涙を流す時、僕はいつもそばにいる
君が自由になれるよう僕がシェルターになろう
さぁ、君の重荷を僕に預けて
君の瞳が涙で暗くなったら
僕がキスで君の涙を拭うから
歩いていこう 肩を並べて
奇跡、それは君と僕
奇跡、それは君と僕
わかったんだ、愛は僕たちを強くする
わかったんだ、愛こそ鍵だと…
Original Release Date 2009/4/23
Self liner notes - Aito T.
「君に会えて」は僕の初音ミク作品として19作目、1作目から8ヶ月ほど経った頃です。
この頃はミクの歌わせ方やクセがつかめてきて、創作が楽しかったのか1ヶ月に2曲のペースで曲を発表していました。月2曲というのはなかなかのペースで、作詞、作曲、録音、ミクの調声、動画制作までひとりで進めていたのでほとんど手直しする余裕はありません。クオリティーより、出来るだけたくさんのミク曲を作ってみようと考えていた頃で、そういう流れの中でいつのまにか出来てそこにあった、というそんな印象の曲です。
ミクがいなかったら生まれてくることはなかった、確実にそう言える曲だと思います。
Self liner notes - Aito T.
Jポップの英語カバーはたくさんありますが、作曲者に遠慮してか原曲のメロディーを壊さない様意識するあまり、英語が英語らしく聴こえないような英詞の乗り方になってることも多いです。北前さんの英詞は原曲のメロディーを活かしながらより英語らしい聴こえ方になる様歌詞を乗せ、さらに内容的にも原曲の世界観をあますところなく表現するという非常に難しいことを成立させています。
ロバータさんの歌がまた素晴らしいですね。「Miracles of Love」の日本語カバーが「君に会えて」なのでないかと、そう錯覚するくらいオリジナル版、リメイク版というくくりを超えて2つの楽曲が存在している。不思議な体験です。